(久々の投稿です。いつまたネタ切れになるかわかりませんが、しばらく連載お付き合いくださいませ)
さて、
政治的な主義主張には触れませんが、今回はどうしてもこの話を。
「戦争とIT」です。
ライト兄弟が初めて空を飛んだのは1903年。
それからわずか40年後には、大型爆撃機B29が日本中に爆弾を落としました。
世界初のコンピューターが完成したのは太平洋戦争終戦翌年の1946年。
その目的は大砲の正確な弾道計算のためでした。
そのほか、レーダーもロケットも原子力もインターネットも、「革新的な新技術」はほぼ全てと言って良いくらい「戦争」由来です。
「人類は殺し合わないと技術発展しないのか?」
と思うくらいに。
しかしながらここ数十年、少しずつ何か違う徴候が表れつつあるように思っていました。
インターネットの際限なき高速化とか、AIによる画像解析・生成技術とか、仮想現実(VR)とか。
どちらかと言うと、「平和利用」「民間研究」が先だったというか、もっと極端に言うと、
「男たちのエロパワーが技術発展に大きく寄与する世界」
みたいな(笑)。
「きっかけは何でもいい。やっと人類は戦争由来ではない技術革新を始めたのでは?」
私がひそかに考え始めていたそんな甘い認識が、完膚なきまでに叩きのめされました。
高度にIT化された最新ミサイルや自爆AIドローンによる無人攻撃で、多くの民間人が犠牲になる時代がやってきてしまいました。
「そりゃ兵器転用できるだろうけど、そもそもドローンって平和利用から始まったんじゃなかったのか?!」
これまでとは逆に「平和利用を目的とした民間研究」の結果が、「最も残忍な軍事技術」に転用される現実…
かつて、マンハッタン計画に参画した天才学者たちが抱えた苦悩ほど重く大きくはないかもしれませんが、技術者の端くれとして、どうにもやるせない思いにとらわれてしまいます。
それに比べて…
「男たちのエロ目的にITが最大限活用される世界」
それは、なんて平和で幸せな世界だったことでしょう!
どんなに少なく見積もっても、「IT兵器でたくさんの子供達が殺される世界」より何億倍も素敵な世界だったはずです。
それなのに…