こんにちは。
株式会社ヴィバーク代表取締役の大家正巳と申します。
二十代後半から中途入社で某弱小ソフトウェア企業に勤務、その後独立起業。
それから早20年が過ぎ、気が付けば私も磯野波平さんの年齢を超え、還暦までカウントダウンが始まる年になりました。
思えばもう、30年以上IT業界で仕事をしています。
その間、様々な情報システムやITエンジニアを見てきました。
良いものも悪いものも、優秀な人もそうでない人も。
そんな中、私なりに考えてたどり着いた情報システムやITエンジニアの在り方、みたいなものを、そろそろ文章にして残しておきたいな、と考えるようになり、このコラムを始めることにしました。
このコラムは、あくまで私個人の考えを中心に執筆するため、すべての人に当てはまる内容になるかどうかはわかりません。
世の中の一般的な考え方とは少し違うかもしれません。
ただ、私自身が強く思っていることであることは確かです。
突然ですが…
私はこの国の底力をまだ信じています。
かつて欧米列強の植民地化圧力をはねのけ(古い!)、
世界第二位の海軍連合艦隊を作り(壊滅…)、
一面焼け野原の敗戦から驚異的な復興を遂げ、
世界第二位のGDPを誇る経済大国になったこの国の底力を。
あのバブル期のような時代を再び作る必要はありません。
ただ、昨今この国の様々な構造がかなりの制度疲労をおこし、改革が必要になっているのは確かではないでしょうか。
「IT業界」や「情報システム」もその一端であることは逃れられないでしょう。
この先この国をより良くしていくためには、「IT業界」や「情報システム」もより良いものにしていく必要があります。
その姿がどういうものかの正解像は、正直言って私にもわかりません。
でも、もし私の30年の経験や思いを次の世代に伝えておくことが、そのためにほんの少しでも役立つのであれば、何らかの意味はあるのではないか。
そんな妄想をしつつ筆を進めてみることにします。